再び新婦と呼ばれた日

前回と違い今回は夕方からの会だったので、日中はのんびり過ごす。14時から仕度を開始し、記念写真を撮影して、会場確認。会場は、テーブルクロスの色だけ選んで、後は全て担当の方におまかせしていたのだけど、色々な運の良い事情があり、なにやら予想を上回る素敵な感じになっていて吃驚。ちなみにテーブル名は、新婚旅行で回った場所名にして、その場所で撮影したスナップをテーブルにおいておいたのだけど、気がついてもらえたのだろうか、少々疑問。

司会の方と直前の確認を行い、控え室へ。すでにいらしていた皆様とひとことずつご挨拶していたら、開始時間を過ぎてしまい"巻きで"と相方氏に耳打ちされてしまった。披露宴ではないので"お迎え"はしない予定で数分前の直前の司会打ち合わせを終えたのに、周辺にいるのにお迎えしないのも失礼ではと、急遽行うことに変更。

お迎え終了後、私たちのテーマ曲ともいえるthe beatles"we can work it out"をBGMに入場。会場にBGMをまかせると"披露宴"的になりそうな危惧があったので、今回は会食中用も含めて全て自分たちで用意したところ、予想していた友人だけでなく予想外の友人にも好評だったので嬉しい。新郎挨拶、私の父の挨拶を終えて、ケーキ入刀。開始前の記念撮影やケーキ入刀は、単にウェディングパックに含まれていたという理由で2回もすることになってしまった。ケーキ入刀のBGMで使用したQUEEN"born to love you"はもともとは相方氏のCDだけど、私の提案で(笑)

乾杯は大学時代の恩師にお願いしたのだけど、編入試験の面接担当だったなんてよく覚えていて下さったなぁと大感激。ご夫妻でご出席いただける予定が、奥様がインフルエンザのためにご欠席で残念。今回は着席ビュッフェ方式にしたのだけど、会場のホテルはお料理が美味しいと私たちは思っており、好きなモノを好きなだけ食べていただけたなら幸い。食事が一段落したところで、定番のドラジェを配りながら各テーブル周り。自分自身が出席した披露宴やパーティで、新郎や新婦とお話する機会がないと、何のために来たのだか分からなくなってしまった経験と、自分たちから直接いらしてくださった皆様にお礼をお伝えしたかったので、できるだけこの時間を長めに確保してもらった。ただし、そうすると自分たちが回っているテーブル以外は手持ち無沙汰になってしまうので、閲覧用のアルバムや各テーブルに色紙を用意してみたのだけど、実際はどうだったのかな。やはり少々手持ち無沙汰っぽくなってしまったのかな。

その後、お客様のなかから数名の方にひとことずついただく。相方氏側のお客様のひとことからは、相方氏の職場の様子が伝わってきて面白い。私側は最後にお願いした"スウェーデンの兄"がちょうど良い感じに落としてくれて、感謝。食事開始からここまでのBGMは全て私のMDから。やはり持ち込んでよかったなと自己満足。

余興という余興はなかったのだけど、最高に素晴らしいことに私が大好きな"歌姫"に歌を披露していただけたので、もう言葉にでは出来ないほどの感激で、最高の瞬間だった。普段は歌や音楽などまったく聴かないようなお客様もいらしたと思うけど、この時間は会場が歌姫のソプラノとプロのピアノに魅了されていた。数ヶ月前に、"歌姫"のライブに行ったときに、同行していた友人が"彼女が今度結婚するのだけど"と伝えてくれ、私に"歌ってもらったら?"と声をかけてくれたことで、今日の時間が実現したのだった。本当にかけがえのない時間で、有難いことだと思う。

今回は音楽がひとつのテーマ。その後しばらく歓談の時間をはさんで、相方氏と相方氏のお師匠さんによるギター連弾。ギターを弾く相方氏は、かなり好きな姿。お師匠さんはさすがにプロだけあって、アドリブや相方氏のミスをさりげなくカバーしていたのが素晴らしかった。相方氏には是非ギターを続けてもらいたいと思っている。

で、新婦&新郎謝辞。最初から"私もお礼を伝えたい"と相方氏とは話してあったのに、マイクをくれないので奪う。内容を何も考えていなかったのだけど、とりあえず(職場関係者だけかもしれないけど)笑いはとったし、少なくとも感謝の気持ちはお伝えできたと思うので、良しとする。最後の最後は新郎挨拶。退場は先導してくれた会場担当の方は中央を横切っていくだけのつもりだったようだけど、それだと他のテーブルの方にご挨拶ができないので、全てのテーブルをまわって退場。退場BGMは前回に続き、映画"the sound of music"のサントラ盤から"so long, farewell"を筆頭に。

いくつかの不手際やミスはあったし、お客様がどこまで満足してくださったかは分からないけど、私自身はやりたいと思っていたことを全てできて満足。結婚が決まった当初に、相方氏が"後から後悔をしないようにね"と言ってくれたことに甘えさせてもらった部分もあるけれど、それよりも二人で提案しあったり話し合ったり準備したりと、一緒に作り上げることができたのが何より楽しかった。この先色々あるとは思うけれど、今回のお祭りと同様に協力しあって過ごしていかれたら良いな。

そして皆様に感謝を。ありがとうございました!!今後ともよろしくお願いします。