わたしがわたしである証明が難しい

2024年5月15日(水)

仕事は休みで、午前中は定期通院。早めに病院に到着したものの診察が大混雑で、延々と待つ。ようやく終えて、午後の予定に向かう。

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卒業した大学院の証明書が必要となり、先日十数年ぶりに大学院事務室に電話をかけて申請手続きを行った。受取には身分証明書が必要。でも現在のわたしの身分証明書は全て現姓で、旧姓と現姓をつなぐ証明書がない。わたしが大学院を卒業したわたしである証明のために戸籍抄本が必要な事態に直面して、あまりの莫迦莫迦しさに腹が立ってきた。

結婚した当時は、その意味を深く考えもせずにそうするのが当たり前のことだと入籍と改姓をしたけれど、正直事実婚でよかったのではないかと思ったりする。長年ブログを愛読しており、面識もなくわたしが一方的に人生の先輩と思っているうちのおひとりであるせんりさんは、事実婚でお二人のお子さんを育てられた。相当に煩雑ではあるものの、現行法制度においてもやろうと思えばできたのだ。

留学していたときに各国の友人たちに驚かれた「改姓」の制度。いまだ選択的夫婦別姓が法制化されないこの国で、共同親権があっという間に成立してしまったことに絶望的な気持ちになる。

 

↓せんりさんのブログ。人生の少し先を行く先輩たちの生き方は学びが多い。

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