半日仕事

産後休暇中ではあるけれど、某会議の記録をするために夕方から神田事業所に出勤。移動時間は転寝や読書できる貴重な自由時間。小松左京"日本沈没"(2006,小学館文庫)を読んでいたら、また駅を乗り過ごすところだった。

最近は基本的に家族としか話さず、外出はポコンたんを連れて行かれる範囲に限られ、外界との接触は新聞とTVのみという極めて閉塞的な生活を送っている。ポコンたんは何故か私と二人だとぐずることが多いので、午後はずっと抱っこをしているような状況。たとえポコンたんが眠っていても長時間目を離すことはできないため、最低限の家事やメールチェック等を行うのが精一杯。産休に入る前は、編み物や刺繍などをしたいなーと思っていたのだけど、考えが甘かった。ポコンたんと付き合う以外は何もできない、産休とは単なる休暇ではなく文字通り"産休"と知る。

こんな何もしないまったりだらだらした時間が過ぎていく生活も良いなと思う反面、正直毎日毎日ほとんど変化のない時間の閉塞さにうんざりすることもある。相方氏や両親のおかげでそこまでは全然追い込まれていないけれど、自分のコドモを虐待してしまう心理は理解できるように思う。

今日、久しぶりに仕事用のスーツを身につけ、職場に出勤し、シビアな会議の記録を勤めて、何だかとても"自分"を取り戻した気持ちになった。あらためて、仕事のシビアさもハードさも含めて仕事が好きだとしみじみ思ったのだ。帰宅後に、相方氏に"自分は仕事好きだわ"と伝えたところ、"いまさら何をあらためて"と爆笑されてしまった。