仕事とモチベーション

終日仕事。帰宅後に、相方氏と仕事の話をする。相方氏の仕事の話を聞くようになって、一般企業と社会福祉法人の根本的な違いを明確に意識するようになった。それは、当然のことだけど一般企業は"営利追求"が第一義であり、社会福祉法人はそうではない、ということだ。

社会福祉法人は"社会福祉法"第22条を根拠とする法人で、"社会福祉事業を行うこと"を目的としている。平たく言うと"困っているヒトの生活を支援すること"が社会福祉法人の第一義であり、存在意義である。もちろん社会福祉法人も、特に介護保険制度施行以降は、運営のための収入や収支差額(利益)を得ることが必要だし、それは第一義の目的と時には相反するために、実践面でも管理運営面でも厳しい選択を迫られることは多い。

それでも社会福祉法人で働く職員は、"金儲け"以外の目的のために仕事に向かうことができる。これまでこのことは、自分にとって自明の理であったのだけど、相方氏の話を聞いていて決してそれは自明のことではないことを実感したのだった。つまりは仕事に対するモチベーションを"金儲け"以外にもてるかどうかが、非常に重要なのではないかと思う。