"リガの犬たち"

昨日の朝移動の友として読み始めたHenning Mankel"リガの犬たち"(創元推理文庫,2003)を、昨日の帰宅後に一気に読了する。20050511に読了した"殺人者の顔"と同じシリーズの第2作である。この警察小説シリーズが非常に面白いのは、物語の背景として舞台となっている時期の政治や国際政治が重要な役割を占めていることにある。小説を読みつつ、スウェーデンと周辺各国の現代史の勉強をできるのだ。今回の準舞台となるリガはラトヴィアの港町だけど、スウェーデン留学中の同級生にラトヴィア人がいて、彼女がリガの出身だったことを思い出しながら読んでいた。留学時代にもっと同級生たちの国の話を聞いておけばよかったなと少し後悔している。

リガの犬たち (創元推理文庫)

リガの犬たち (創元推理文庫)