そして"中のヒト"のこと

実は、来年早々にも我が家に家族が増える見込みで、現在妊娠5ヶ月に入ったところ。20050626の深夜に自分の身体に異状を感じ、翌日通院したところそのまま緊急入院になったというのが、今回の入院の経緯。診断は、絨毛膜下血種及び切迫流産というおどろおどろしいもの。入院の途中では主治医から"お産に辿り付けるのは50%の確率"とまで脅かされたこともあったけれど、中のヒトはそんな状況には一切関係なくすくすくと順調に成長している。妊娠が確定した当初から主治医から"1週早い成長ぶり"と言われているのだけど、今もそのまま1週早い成長を保っていて、誰に似たのか大きいらしい。

決してできちゃった結婚ではなく、正直なところもう少し2人での生活を楽しみたかったな〜という気持ちはあるのだけれど、子どもを授かるために並々ならぬ苦労をされている方も多いことも知っているので、何とも幸せなことだよな〜とも思う。今は100%楽しみなのだ。

病院で出会った妊婦さんたちとも話していたのだけれど、自分の子どもがおなかにいるというよりも、生命を預からせていただいているという気持ち。今はこの生命を護る全責任が自分ひとりにかかっているので何とも責任が重く、早く予定日が来て無事に出産して責任を分散させたいものだなあと思っていたりする。

今回の入院は、主に仕事関係で職場に多大な迷惑をかけたし、自分自身もつらい思いをした。一時はひどく人非人なことを考えたりもした。でも結果的には、病院の先生方や助産師さんたちとも仲良くなれたし、先輩妊婦さんや経産婦さんたちから色々な話を聞くことができたし、寝たきりのお年寄りの気持ちも少し分かったような気がするし、中のヒトと思う存分向き合うこともできたし、相方氏との信頼関係を深めることもできたので、終わり良ければ全て良しなのだ。