"discovery channel"

最近自宅にいるときには、一人のときも相方氏と一緒のときも専ら"discovery channel"をつけている。ドキュメンタリーや実験番組が主な上に、英語で日本語字幕なので作業中はBGMとして聞き流すこともできるのだ。

特に2人とも気に入っているのが"怪しい伝説(Mythbusters)"シリーズと"ゼロアワー(Zero Hour)"シリーズ。"怪しい伝説"シリーズは、映画の特殊効果の専門家?であるアダムとジェイミーの2人組が、現在の都市伝説を実際に実験し、その真偽を判定する番組。例えば昨夜は、"何万フィートもの高さを飛行する機内で発砲があり、壁に穴があいた場合、急激な減圧により機体がバラバラになる"という映画にありがちな"伝説"を、実際に廃棄寸前の飛行機を密閉し、圧縮空気を送り込み飛行中の圧力の差を再現し、実験を行っていた。めちゃくちゃバカバカしくて、めちゃくちゃ創意工夫に富んでいて、めちゃくちゃ楽しい番組。工作系が大好きな相方氏は、自分も番組のような実験を行いたくてうずうずしながら見ている様子。

"ゼロアワー"シリーズは、過去に起こった(米国にとって)重大な事件をできるだけ当事者の証言と当時の記録だけで再現している番組。最初に見たのは、"9.11同時多発テロ事件"であり、主犯格とみなされているモハメド・アタの行動を可能な限り追跡再現し、彼の残したメモ等も読まれた。また客室乗務員たちが地上センターに連絡した際の実際の通話記録も流れた。作製国が米国なので、若干偏っているかもしれないけれど、今まで見たことのない記録を目にすることが出来て、思わず外出の予定を取りやめて見入ってしまった。

他にも巨大な建造物をそのまま移動する"メガムーブ(Mega Moves)"や、全く異なる職業のヒトが4週間程度で未知の技術を身につけ、その道の専門家にプロと思わせられるかどうかを試す"人間改造なりきりゲーム(Faking It)"など。"discovery channel"を見ていると、人間の挑戦と工夫にキリはないのだなあということをつくづく実感してしまうのである。