ベテランの育児指南

今日、少し実家母と話す時間があり、育児指南を受けた。本当は会話の抜粋をしたいところなのだけど、時間がないので最大の要点だけ。どうせまた同じ悩みに突入するときが来るので、自分のために記録しておく。

母曰く、要するに"基本的には本人の意志を尊重し、親の意志を通したいときには通す"だけなのだ。つまりコトバが十分に話せない赤ちゃんは泣くことでしか表現できないので、泣きたいときは泣かせてあげればよい。"あなたは泣きたいなら泣いていていいよ。私はトイレに行きたいから、行くわね"と。そこで泣き止ませようなんてするのは、しんどいだけ。泣かせておいて、しばらく経って、本人が声をかけて欲しくなったタイミングで、声をかけてあげればよい。何だ、コレは私自身が限界を超して、泣くことでストレスを発散せざるを得なくなったときに、相方氏にしてほしい対応なだけではないか。私は私にしてほしい対応をポコンたんにすればよいだけだ。

"親自身の意志と反した場合で親の意志を通したいときには通す"というのは、例えば朝自分が着替えなくてはならなくて、ポコンたんにまとわりつかれていては着替えられないときには、ポコンたんにきちんと"ママは着替えなくてはならないから、ここで待っていなさい。すぐに戻ってくるからね"と伝えたうえで、着替えに行く。それで泣こうが喚こうが、とにかく着替えに行く。

ここで重要なのは、頭ごなしに叱るのではなく、分かろうが分かるまいが、きちんと理由を説明すること。そのことできっと自分自身も感情的にならずに済む。

要するに、親とか子とかと思うとこうしなくてはならない像が出てきてしまうので、単純にひとりの人間として対等に対応すればよいだけ、ということ。

というか、本人の意志を尊重するって対人援助の基本のキでないか。まさしく"親とか子とか"を意識しすぎて、そんな簡単なことが抜け落ちていたよ。

ちなみに実家母は、むかーしむかし来客中に小さかった兄だか私だかが大泣きしたときに、"立って泣かずに、座って泣きなさい"と言って、その来客に呆れられたらしい。スゴイ。相方氏に話したら、"いいねぇ〜"と爆笑していた。