ポコンたんと運動会

昨年の失敗を繰り返すことなく、集合時間前にポコンたんを保育園に送り、会場となる近くの公園に行く。今年からは幼児クラスなので、本人の集合は保育園だし、席も親チームと一緒に座るのではなく、お友だちと一緒に幼児席。"ままぃやぱぱぃと一緒でなくてつまらなかったー"とはぼやいていたけれど、2時間45分の運動会の間、出番以外はきちんと幼児席で体育座りをしている姿に成長をみる。去年までは、公園の後ろでお友だちと大騒ぎして遊んでいたことを思うと、本当に1年間の変化は大きい。

ポコンたんの出番は、まず入場後のラジオ体操とはとぽっぽ体操。それから幼児クラス3学年順番にかけっこ。"よーい"できちんと姿勢をとり、"ドン!!"で走り出す姿にまた成長を感じて、ちょっとうるうるきてしまうままぃ。乳児クラスさんの出番をはさんで、幼児クラス3学年混合で紅白分かれての玉入れ。昨夜(とうかおそらくずっと)本人が気にしていたように、ポコンたん自身はいっこも玉を入れることはできなかったけれど、担任の先生いわく"3歳児クラスでは難しいです。ほとんど入りません"とのこと。要は、まだ狙って高い位置に玉を投げるという動作自体が身体能力的に難しいのではないかと思うし、玉を両手にもって、オトナから見ると"そりゃ、絶対入らないよー"と思われるタイミングで必死に投げている姿だけで十分。それでも本人は終了後もずっと悔しがっていたけれど。誰に似たのか負けずキライなポコンたん。

全学年でそれぞれ親子競技がプログラムされている。ゼロ歳のときは、相方氏に出てもらって子どもをぶんぶん振り回して遊ぶ競技だった。1歳児のときからは本人の希望で私が出て、確か台車に乗せてひっぱったような。去年2歳児は、一緒にダンスを踊って、輪くぐりなど障害物競走?をした。そして今年の3歳児クラスでは、事前にポコンたんからは"ままぃは一緒に歩けばいいの"といわれていたものの、蓋をあけてみれば、くねくねに描かれた白線のうえを歩き、ケンケンパをし、さらに片腕に子どもをぶらさげて歩き、最後に普通に走るという内容だった。開始前は"ぎょえ、片腕で16kg強を!?"とひるんだけれど、拍子抜けするほどあっさりと終了。ポコンたんが"もいっかいやりたい!!"と言っていたほどだった(笑)

その後は、卒園児、4歳児や5歳児の競技を経て、最後に子ども全員が親と一緒に"Kinder Polka"を踊る親子ダンス。これは例年相方氏に出てもらっている。"ままぃがいい〜"という声が聞こえたように思ったけれど、ちゃんと踊っていたのでホッと(笑)

閉会の前に、今年が最後の運動会となる5歳児クラスだけ全員に園長先生から金メダル。例年、感極まって泣き出してしまう子が1人はいる様子。ポコンたんは来年4歳児、ということは再来年には金メダルをもらうのかと思うと、早くも入園してからの日々が走馬灯のようにめぐってしまった。例年思うことだけど、運動会と12月の発表会で前後の学年のお子さんも含めて競技や発表を見ることによって、"ああ、去年はあんなだったのにな""来年はあんなこともできるようになるのだな"と、1年1年の成長をあらためて強く実感できる。

しかし閉会式が終了したのがちょうど予定終了時刻ピッタリで、その影にどれだけの時間配分と進行の配慮と苦労があったのかと内心深く感謝する。途中小雨は降ったけれど、本降りにはならなかったし、事故や怪我もなく無事に終了して、本当によかった。さらには参加賞として、給食担当の先生方手作りによるマフィンとパンのお土産をいただく。これも例年同様だけど、通常業務の他に(2種のマフィン+2種のパン)×100人以上を事前に用意するのは、どれだけの作業だったのだろうと気が遠くなる。勤務先の栄養士さんたちが敬老の日やお正月には、飾り箸や器の飾りを手作りしている姿とオーバーラップしてしまった。

帰路でポコンたんが"運動会、楽しかったー♪"と言っていたので、めでたしめでたし。次は12月の発表会で、いよいよ合奏デビューだ(笑)