帰省三日目

夜中の室温とカーテン越しの外の様子から"雪が降っているのかな"と思っていたら、朝8時にものすごい雷が鳴って相方氏の実家が揺れた。さすがに熟睡していたポコンたんが目覚め、サニスケもビクッとする。あとで義母に聞いたところ"雪起こし"という雷で、雪が降り始める前に鳴るのだそうだ。

カーテンを開けると、外は大雪。豪雪。久しぶりにこんな大量の雪を見た。ポコンたんは人生初めての本格的な雪で、大喜び。私自身がポコンたんくらいの年齢の頃には毎年家族でスキーに行っていたことを思い出す。この雪をポコンたんに体験させてあげられただけでも今回帰省して本当によかった。

義父が自家用除雪機で除雪を始めたので、ポコンたんを完全装備させて外に送り出す。彼女は人懐こくて物怖じしないので、義父はとても嬉しそう。午後に一度雪が止んだので、義父と相方氏が庭先にポコンたん専用のプライベートゲレンデをつくってくれて、イトコのおねーちゃんから借りたソリで遊ぶ。ポコンたん人生初めてのソリ遊びで、辺りに響き渡る声でキャーキャーと叫びながら滑り降りては登りまた滑り降りるを延々と繰り返していた。きっと思い出に残る年越しになったね。

夜には紅白歌合戦もゆく年くる年も見ないまま、年越しそばも食べないまま、年越し。除夜の鐘だけは聞いたけど、何せ寒くて数分玄関を開けているのが限界。周囲に寺社がたくさんある地域なので、あちこちから違う音色の除夜の鐘が聞こえてきた。