ポコンたんと噴出

夕食のとき、家族三人がそろったらテレビを消すことを最低限のルールにしている。ところが6時台のEテレ(旧教育テレビ)なら20分番組が多いのでうまく消せるものの7時台になると毎回消すのに抵抗するポコンたん。

今夜は帰宅後にポコンたんを先にシャワーさせたため夕食の開始が遅くなり、7時からのポコンたんの大好きなテレビ番組が始まってしまった。"止まらずに食べるから消さないで"と毎度の台詞を繰り返す五歳児に、内心はまたどうせ止まるでしょうにと思いつつもちゃんと食べることを約束させてテレビを消さずに食事開始。

ところが案の定、画面に夢中になり手と口は止まってしまう。親チームが終わって片付け始めても、のろのろと食べている。相方氏が声がけをするものの、絶え間なく"早く早く"とせかしても効果があるはずもなく。2回注意されたらテレビを消す、という約束をしていたので、堪忍袋の緒が切れた私がぶちっと消してあげた。

当然、ポコンたんは抵抗。"ちゃんと食べるから…"と懇願するので、再びつけたものの突然私に怒られたので号泣モード。そこから決壊。本人も自分が悪いことは重々承知しているので、反論してくるのは別の事案について。ほとんどへ理屈みたいな申し立てばかり。

で、最後の最後に"なんでサニーくんばかりかまうの!!ポたんもままぃにもっとかまってほしい"と一番奥底にあった本音が出た。そこでぎゅっと抱きしめてあげて、また延々と出てくる彼女の感情を受け止めてあげる。結局落ち着くまでに一時間以上かかったけれど、こうやって吐き出してくれるだけポコンたんは有難い子だと思うし、たまには噴出させてあげないとね。

ところで申し立ての途中でポコンたんが"なんでままぃとぱぱぃはすぐに怒るの!!モルモルみたいにやさしく話してほしいのに!!"と言っていたけど、それが親と祖父母の違いなのだよ。ポコンたんにとってはモルモルはこの上なく優しい存在だろうけれど、モルモルを怒らせるとままぃの比じゃなくこわいんだよ…。