ポコンたんとおもちゃ美術館

今日は以前から行きたいと思っていた東京おもちゃ美術館へ行ってきた。サニスケは相変わらず風邪ひきで咳が出ていたため、相方氏と留守番。午後は3時間のシッターさんを依頼して、相方氏の負担軽減をはかる。留守番のふたりには申し訳なかったけれど、正直、在宅してポコンたんの遊んで攻撃をかわすより、思いっきりポコンたん中心で遊ぶ方が楽だった。

東京おもちゃ美術館は、元は小学校だった建物を再利用しており、教室ごとにテーマが決められていて、自由に遊べるおもちゃと展示してあるおもちゃに分かれている。木製玩具がほとんどで、歴史ある小学校の使い込まれた教室と非常によくあっている。ポコンたんは最初の教室ではとあるおもちゃに夢中になり延々と繰り返していたのだけど、他の部屋もあると気がついたら"早く全部見たい!!"とせっかちモードになってしまった。それでも各教室でゆっくり遊びながら回り、とても楽しそうだった。

外には小学校に併設されていた幼稚園の園庭が遊具とともに残っていて、絶好の遊び場。館内は飲食禁止だったけど庭は可であることを確認して、外のベンチで昼食。食べたあとは当然園庭でおもいっきり遊ぶ5歳児。1時間以上を庭で過ごし、午後の工作教室に参加して、美術館を後にした。帰路の途中で地下鉄の駅の上にある消防博物館に寄って展望休憩室で一休み。休憩室で木工の消防車をもっている子どもたちがたくさんいて、無料で開催されている工作教室でつくれると聞き、再び工作。

ところでおもちゃ美術館はNPO法人日本グッドトイ委員会が運営している。子どもたちが自由に遊べる割には壊れているおもちゃなどはまったくなかったし、維持費用はそれなりにかかりそうだけど、利用料だけで運営できているのかな。1階の元講堂は貸し出しもされているようで、今日は一輪車教室?が開催されていた。おそらくこの講堂や地下の展示室の貸出受付及び管理業務には区から何らかの委託費等が出ているのだろうな。まさか指定管理者制度の対象だったりするのかな。そぐわないけど。

館内にはおもちゃ学芸員というボランティアさんが要所要所にいて、遊び方のレクチャーなどをしてくれる。おもちゃ学芸員はそろいの赤いエプロンをつけているのが目印なのだけど、こういう工夫はご本人たちのモチベーションアップにもつながるし、来館者にもわかりやすいのでいいなと思った。あと興味深いのは、一口館長という寄付の仕組み。10,000円/1口の寄付金で名前入り積み木の永久展示なら寄付する人もたくさんいそう。

ひとりで遊べる3〜5歳以上の子どもが一番楽しめると思うけど、2歳児以下のみの部屋もあるようなので、次の機会にはサニスケもつれていってあげたい。木の香りのする大変すばらしい美術館だった。