ポコンたんと問答

@あいほん
ポコンたんは最近「仕事」についての質問をしてくることが多い。大体3〜4歳頃から私に「今日どんなお仕事したの?」「今日は会議あった?」などとそもそも興味しんしんではあったけど、最近は自分が働くことという視点での質問にシフトしつつある。

今夜、ポコンたんが美容院いきたいといいはじめ、美容院にいくのもお金が必要という話から、「ままいはお仕事してお金をもらってくるでしょ?そのお金はどこからきて、どこが最後なの?」と質問をされた。

そんなわけで、ままいと美容院のおにいさんとコンビニを例に、お金は社会をぐるぐる回ってるのだよ、という話をして、一応理解した模様。なお私の仕事の報酬は実はかなりの割合を税金から賄われてるけど、とりあえずそこは省略。

そうしたら次に、「コンビニで売ってるものはどうやって値段が決まるのか」という主旨の質問がきた。そこで目の前にあったポコンたんの持ち物を例に原材料費と利益について可能な限りわかりやすく説明し、一応理解してくれた。

さらに次の質問が「そのパーツのもとの材料をつくってるひとがおばあちゃんになっていなくなったらどうするのか?」ときたので、「ままいがモルモルくらいの歳になったとき、ポコンたんはいまのままいくらいの歳になっていてでお仕事をしてるでしょう?そのときには残念だけど、多分モルモルはもういなくて、きっとポコンたんにはいまのポコンたんくらいのこどもがいるのだよ」と世代交代ということについて説明したら、納得できた模様。

最後の質問として、自分は花屋になってよいのか、それともままいのような「普通の仕事」をしなくてはならないのか、という質問をうけたので、ポコンたんがなりたいなら花屋にも、医者にも、モルファルのような写真家にも、もちろんままいのような仕事にも、ポコンたんがしたい仕事をすればよいのだよ、という職業選択の自由についての説明をした。でもって、勉強をしっかりすればその選択の幅は広がるよ、という説明を加えた(内心では一概にそうはいえない雇用情勢が浮かんだけど、そこはさておき)。

それにしても自分が小一のとき、こんな質問をした記憶はなく、答えながら、ポコンたんすごいなぁと我が子ながら感心してしまった。そしてポコンたんたちが大人になったとき、なりたい職業につける力のある人はちゃんと希望の仕事ができる世の中になっているように、いまの大人である私たちが頑張らないといけないと強く思ったりいろいろ考えさせられたひとときであった。