"オレたちバブル入行組"

@MBP
超絶今更感が漂うけれど、池井戸潤"オレたちバブル入行組"(文春文庫,2007)を購入後数時間で一気に読了。ドラマ”半沢直樹”は一度も見たことがないので、huluに入っているなら見てみたい。

実は純粋な小説を読むのは2013年11月に読んだ新井素子”もいちどあなたにあいたいな”以来半年ぶりくらい。きっかけは先週の飲み会で某先輩から”たまには趣味の読書したら?”と言われたこと。それでは、と在庫していた翻訳小説を読み始めたもののどうにも翻訳文のテンポが合わず、途中で脱落。たまたま他の方から”ドラマを見ずに半沢直樹の原作本を読んだら面白かった”と聞いたので、手に取った。

内容は、大手銀行の融資課長である主人公の半沢直樹が、支店長のごり押しで融資をした取引先が融資後数ヶ月で倒産してしまい、支店長がその責任を全て半沢になすりつけようとするのを同期入行の仲間の協力も得ながら”十倍返し”するという物語。仕事で金融機関各行の方と話す機会があるので、ぽわわ〜んと思い浮かべつつ、とてもとても面白く文字通り一気に読んでしまった。ちなみにドラマの決め台詞?の”倍返しだ!”は小説では一度も出てこない。

おまけ。昨夜あまりに疲れ果てていた私を気遣って、オットから”あんたにはそういう時間も必要や”と、今日は仕事のあとにリフレッシュタイムをもらったので、仕事のあと書店をぶらぶらして、いつものお店でひとりで夕食を食べながら本書を読み始めて、至福の読書タイム。気持ちをリセットして帰宅することができたので、明日は穏やかにままぃモードで過ごせそう。オットに深く感謝。月に一回くらい、こんな時間をもらえると最高なのだけど(笑)

オレたちバブル入行組 (文春文庫)

オレたちバブル入行組 (文春文庫)