防災訓練と片付け

今日の午前中は地域の防災訓練。配偶者氏が本部役員、わたしが地区役員のため、サニスケも一緒に参加。率直なところ行く前は面倒に思う気持ちでいっぱいだったけれど、参加して正解。来年以降も足を運ぼうと思った。

参加して正解だった第一の理由は、AED訓練や消火栓の扱い方などは、いざというときに知っていることで大きく違うこと。AED訓練では久しぶりに心臓マッサージの練習をできたので、よい訓練になった。なおサニスケもAED訓練を行ったのだけど、サニスケは”東京防災”を熟読しているので色々詳しいのであった。

第二の理由は、模擬避難所が設営されていて、”寝ごこち”アンケートなども行われていたのだけど、これが仕事上の大きな参考になったこと。福祉施設は月1回の防災訓練が義務付けられていて、ご利用者を安全に避難することは数多くの訓練が行われているのだけど、今後は福祉避難所になった場合にどう受け入れるのかの訓練や避難所運営のシミュレーションも求められるのではないか。

第三の理由は、模擬とはいえ避難所を実際に自分自身の目をみて、空間の狭さやプライバシーのなさを痛感したこと(テレビの映像でみるのと、実際に目にするのではやはり大きく違う)。報道はされないけれど避難所では若い女性や女の子たちが非常に嫌な思いをしたり危険に遭遇しているという話も耳にするし、この避難所でいざというときに子どもたちを守るにはどうすればよいのだろう、と考えてしまった。一般論としては、やはり避難所の居住性を高めることが求められる。これだけ災害が続き、避難所の問題も指摘されているのに一向に改善に兆しがないのは、日本の居住保障政策の軽視が反映しているように思う。

ミクロの話で考えると、我が家の場合は自宅を建築する際に耐震性には相当に留意したので、おそらく倒壊することはないと思われると、自宅での生活を継続できるように日頃から備えておくことが大切だと帰宅後に配偶者氏と具体策も含めて話しあった。避難所のスペースからは、とても対象地域の全員を収容することは不可能と実感したので、その意味からも自宅での生活を継続できる環境を事前に整えておくことは重要。

午後は自宅の片付けをガシガシと進める。家具の固定と片付けが我が家の最大の防災対策(家具の固定については、数年来の依頼事項であった食器棚への耐震ラッチの設置を我が家の工事担当がようやく対応してくれた)。