早朝覚醒

まだ外も暗い5時30分に突然目が覚めて、途端に昨日職場であった腹の立つ出来事2件がぽっかり浮かんできてしまい、眠れなくなる。仕方がないので寝床を抜け出し、本日の仕事の資料を印刷してみたり。もはや眠れないので、つらつらと。

仕事を手を抜いて適当に取り組んでいるときは比較的のんびりしていて、ゆっくり眠れるし、精神衛生上は極めて良いような気がするけど、しばらくそういう時間が続くと突然仕事したくなったりするし、逆に仕事をきちんとしているときは手応えや充実感や達成感はあるけれど、思考的には結構キリキリしていて、早朝覚醒することも多くなる。もう一歩のバランス。

それでも相方氏と出会って、仕事の優先順位が変動して、仕事を仕事として見られるようになっただけでも随分変わった実感が大きい。特に最近は体調の問題もあるので、少しずつ手を抜くことや"ま、いっか"と思えることが多くなってきたような気がする。独身時代は仕事=人生だったから、仕事70%を目指していてもできなかったなあと振り返ってみたり。

6月末からの突発的入院や妊娠により、"仕事とは何だろう?"と考える機会が多くなり、少なくとも自分にとってはやはり生活費を稼ぐという意味以上の人生にかけがえのない何かがあるとあらためて自覚している。でも、だからといって仕事=人生で仕事に120%の力を注いでいた1年半前の方が、仕事より私生活が重要になり、仕事は仕事として70%の力で取り組んでいる現在よりも、うまく仕事をこなせていたかというと、そうではないのが非常に面白い。むしろ現在の非常に責任ある業務は、1年半前の自分の姿勢では絶対にこなせなかったと確信できる。その逆説的な体験に基づく事実自体がとてもとても面白くて、再度"仕事とは何だろう?"と同じ問いに戻ってしまうのだ。

その他に、相方氏と民間企業と社会福祉法人における組織や仕事の話をしていて気がつくことや浮かんでくる疑問も多々あり、刺激を受けているのだけど、そこからも"仕事とは?"と考えてしまう。

大学院を離れて良かったなと思うのは、論文や研究のことを意識せずに、その時々の自分の興味あることを考えたり読んだり挑戦したりする自由を手に入れたこと。自覚していなかったけれど、在籍中は論文を書かなくてはならないのに書けない(書こうとしなかった)ことが結構プレッシャーになっていたのだなあと思う。辞めて、むしろ自分が今興味あることや勉強したいこと、楽しいことが制限なく見えてきたような。

突然の結婚に続いて、突然の妊娠がやってきて、自分の人生ながら予想もしていなかった方向に展開している。ホント、両親顔合わせの段取りもウェディングドレス選びもお祝い返しで頭を悩ませることも、チャイルドシートの設置もベビー服のカタログを見ることも保育所選びも自分が当事者でなければ縁のないことばかり、次々と。要するにその分新たな未知の世界に突入しているので、何だか楽しい。少なくとも1年半前より"楽しい"ことだけは確かだ。さて今日はどんな一日に?