国立駅舎解体

小さい頃から親しんで来た小さな赤い三角屋根の国立駅舎がついに解体されることになった。市議会で曳屋による保存案が可決されたのに、予算審議で否決されるという愚かな事態が発生したためだ。しかも市長選を前にして、現市長に駅舎保存という"手柄"を渡したくない野党側の思惑があるとかないとか。住民不在の政治的な判断で、あの駅舎が姿を消してしまうなんて、本当に哀しい。

一応解体保存して、将来的には再建する計画らしいけれど、具体的な再建案は何も決まっておらず、もう二度とそんな予算はつかないという見方もあるらしい。

そんなわけで実家でポコンたんを預かってくれるというのを幸いに、谷保天満宮の例大祭でにぎわう国立に行き、駅舎を見納めてきたのだった。さようなら、三角屋根。