compliance

昨日以来社会福祉業界、特に高齢者福祉業界ではコムスン問題で話題一色。現場の一般介護職員から最高責任者まで、提供側から利用側まで、それぞれがそれぞれの立場で何かしらを思ったり、考えたりしていると思う。良くも悪しくも、事業展開の規模と知名度はずば抜けている証だろう。

社会福祉事業に必要なのは、効率性や営利の追求ではなくて、もっともっと地道な取り組み。やるべきことをきちんとやることで、サービスの質を向上していくことしかできない。

ただそもそも介護保険制度の制度設計の問題点が根本にあり、コムスンにせよ、構造的に起こるべくして起きた側面もある。加えて、最近の指導検査の結果の噂や、厚生労働省の動きを見ていると、"不正"だけではなくて、悪気の全くない勘違いによる"間違い"すらも、"不正"とみなされてしまうのが、一番恐い。

勤務先法人みたいに全く器用ではない事業所は、本当に愚直に、周囲から何と言われようとも莫迦がつくくらい愚直に真面目に取り組み、complianceを意識していかないと、いつどこで足元を掬われるか分からないと、心底思っている。さて、私自身にできることは何だろう。