ポコンたんとガラスの海

今日のポコンたんは連日の延長保育のためか、疲れていて、機嫌がめちゃ悪かった。無理をさせてしまって申し訳ないなと思う。

夕食の前にカルピスを飲みたいというので、ポコンたん用のプラスティックのコップにカルピスを注ぐと、"違う、ガラスのコップ"と怒り出す。自分の分とガラスのコップを2つ並べて、注ぎなおそうとしたところ、ポコンたんがそのコップを手に持ってしまった。

"カルピスあげるから、そこにおいて、ね?"と話しかけた途端に、彼女の逆鱗に触れ、思いっきり投げつけられたコップ。見事にガラス同士がストライク!!一瞬後には、シンクも作業台の上も洗い籠の中も、床も一面がキラキラとガラスの海。ポコンたんは絶対に抱っこから離れてくれないし、夕食は海の向こうだし、しばしどうしてよいか分からず、途方にくれて茫然自失。

仕方がないので、ポコンたんを抱っこして、さらに自分ははだしのまま、ガラスの撤収を開始。手を出したがるポコンたんを制しつつ、自分の手足も怪我をしないようにとりあえず目に見えるカケラだけ拾い集めていたところ、ナナメにされたポコンたんがまた激怒。えいやっと覚悟を決めて、そのまま裸足で夕食をとりに海を渡り、食べ始めたら、すぐにまた怒る。こうなると手がつけられない。

幸い、その後散歩に出かけて戻ってきたところで、実家母が帰宅し、しばらく預かってもらったので、その間にガラスの掃除ができた。しかしまだ見えないところに残っており、相方氏は手を切ってしまった。

私自身は、目に見えないサイズのカケラを踏んだり触ったりで、ミクロな傷はたくさんできたけれど、ポコンたんは怪我しなかったし、大事に至らず良かった。

しかしガラスで切るのがこんなに痛いとは、初めて知った。こんな小さな傷でこれほど痛いのならば、地震などでガラスが降ってきて怪我をしたらどれほど…と想像したら、悪寒がしてきた。