"3月のライオン"

書店のレジに平積みされていたので、羽海野チカ"3月のライオン"(白泉社,2008)を購入。最近コミックはほとんど購入しないけど、これは次巻以降も買ってしまいそうだ。

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主人公が高校生の天才だけど孤独なプロ棋士なので、将棋監修として先崎学八段の名前がクレジット。実は、実家で時々読む某週刊誌に連載されている先崎八段のコラムを密かに楽しみにしている。まさか羽海野チカのコミックで八段のコラムと解説を読めるとは思いもよらず、ちょっとした幸せ。

"ハチクロ"でも森田さんの話やはぐの最後の方の事件とか、読んでいても痛くなるほど深い話がやはり印象に残っている。"3月のライオン"は全編痛みの連続なので、これはツボに入る。どなたかも書いていたとおり、どうか全員が幸せになりますようにと願ってしまう。

もちろん途中途中でも羽海野節は炸裂。唐突に"月下の棋士"のパロディが登場したのと、巻末オマケに描いてあった予告漫画のあかりねいちゃんの洋服と"よつばと"のとーちゃんの下着の話には爆笑。

タイトルを見て、どこかで聞いたフレーズだと思い返すと、10年以上前に話題になった映画に同じタイトルがあったような。多分元ネタは、両方とも"March comes in like a lion, goes out like a lamb."という英語のことわざなのだろうな。

主人公の名前は、桐山零。思い出すのは、当然"雪風"なわけだ。

相方氏には"漫画好きおきゃん"などと揶揄されるけど、だけど漫画はやめられない。しかし相方氏は、つい数ヶ月前に"もしかしてあんた漫画好きか〜?"と唐突に気がついた模様。いまさら何をと言われた方が吃驚したよ(笑)

3月のライオン (1) (ヤングアニマルコミックス)

3月のライオン (1) (ヤングアニマルコミックス)