ポコンたんと歯磨き

ほんの数日前までポコンたんは数日に1回しか歯を磨かせてくれなかった。

もっと以前、数ヶ月前までは、大泣きしながら逃げ回る始末だった。それが歯ブラシを変えてからは、大いに抵抗の度合いが減り、少しはマシになったのだった。ちなみに以前に使用していた歯ブラシはブラシが堅すぎたのが大抵抗の原因の模様。

多少はマシになったとはいえ、歯ブラシを持ってきて、"歯を磨こう"と声をかけても、歯を食いしばり、唇をぎゅっと堅く閉ざして、抵抗するのを、無理やりにこじ開けて磨くことができるのが数日に1回だった。

それがふと数日前に思いついて、"うわ〜、ポコンたんのお口のなかはバイキンがいっぱ〜い!!カエルさん(ポコンたんの歯ブラシの柄にはカエルの絵がついている)に退治してもらおう!!"と保育士の先生のノリで大げさに声をかけてみた。すると、ポコンたんは"ねっ"とか相槌を打って、素直に膝に頭を乗せて口を開けてくれたのだった。わをっ!!

そんなわけで毎晩役者モードで同じ声掛けをして、無事にきちんと歯磨きを行うことが出来ている。勝利の気分。しかし本当は朝もしてあげなくては…。