ブログに何を書こうかな?

こんな日常の雑記でも継続して書いていると、一定の読んでくださる方もいて、今年の年賀状では”読んでるよ”とコメントをくださった方が例年より多かった。同時に先月からなぜかPV数(閲覧数)が少し増えていて、こんな個人的なニキをご覧いただきありがとうございます、と感謝でいっぱい。

大勢のひとに見られることを目標に書いているわけではないけど、でも反応をもらうのはやはり素直に嬉しい。ちょうど自分のアウトプットについて考えているときで、そろそろ他者に読んでもらうためのテキストに挑戦しようかなと思っている。

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”みなのすなるウェブ日記といふものをわれもしてみむとてするなり”とオンラインに日記を書き始めたのは2000年5月9日で、引っ越したばかりの部屋でダンボール箱をテーブル代わりにして、メモ帳でhtml打ち込んで緊張しながらアップロードした。ウェブ日記を始めた理由は、(当時の主流コミュニティだった)掲示板やフォーラム等(の他人の空間)だと書きたいことが書けないことと、友人たちのウェブ日記を読んでいて読書記録や日常の記録など、書いていいんだ!と思ったことだった。

2000年は社会人大学院生になった年で、介護保険制度施行の年。そこから修士2年間の二足の草鞋、スウェーデン留学、帰国、仕事復帰、唐突な結婚、妊娠、出産と激動の20年間の記録。子どもの様子は、中学生になったら本人のプライバシーを尊重して書くのはやめようと思っていたのに、まさかの子どもたち自身が愛読者になるという事態から”このこと書いて〜””最近自分のこと書いてくれない”だの言われるようになり、人生って本当何が起こるかわからない。

オンラインの世界も激変し、ぴ〜ひょろひょろろとモデム音を聞きながら接続していた時代は遠く過去になり、いまではスマートフォンで常時接続。手の中に世界が常にあり、SNSは全盛期。ひととひととのつながりは完全に個別化した。それと同時になのか、いわゆるウェブ日記というものは少なくなり、テーマ別のブログが主流になった。スマートフォンとSNSが変えたこの世界。

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そんなわけで、今後は少し毛色の違ったエントリーが増えるかもしれないし、ここはここで継続しながら、唐突に他に立ち上げるもしれない。どちらが自分がワクワクするか、迷っているところ。