サニスケのいちばん長い一日

2023年2月1日(水)

ついにこの日を迎えた。

普段よりわずかに早い時刻に活動開始。朝食を食べて、予定の時刻に出発。

サニスケはさすがに少し緊張した面持ちで会場入り。"Good Luck!"と声をかけ、在らん限りの応援の想いをこめて肩をたたいて送り出し。姿が校舎に入って見えなくなるまで見届ける。

待機時間は、学校近くで参拝したり、読書しながら過ごし、試験時間に合わせていま何の教科だ、いまは休憩時間だ、と想いを馳せる(これは模試でも毎回同じの親心)。タイミングをみはかり学校に戻ると、試験終了のチャイムが鳴った。姿をあらわしたサニスケは、初めてみる表情をしていた。模試と同じように試験結果には何も触れず、"お疲れ様。お昼食べにいこう!"

*

事前に決めていたお店にオット氏と長女が少し早めにきて席を確保しておいてくれたので、スムーズに昼食を済ませることができた。ここで待たずに座れたのは実はかなりありがたかった。父親や姉とも会話できて、本人もリラックスできた様子。

お昼を済ませて、予定の時間より早めに午後校へ。午後校は1教科なので、気持ちが軽そう。長女は一緒にきてくれて、駅前カフェでわたしとの待機場所を確保してくれた。感染防止のため保護者待機室のない学校が増えて、その場合、数百人の保護者が同じ時間を近隣カフェやファミレスで待機する。周辺環境によってはなかなかの争奪戦。午後の長女のアシストも大変助かった。

その後長女は先に帰り、わたしは学校へ。サニスケを迎えて帰路につく。しばし肩の荷はおろしつつ、でも状況次第ですぐに臨戦体制に切り替えられるように段取りは整えて過ごす。

*

そして運命の発表(最近は出願から発表までWEBで完結。そして翌日以降も入試のある学校は当日中に発表される)。

まずは午後校。無事合格。よかった〜。

そして午前に受験した学校の発表の時刻となり、本人がボタンを押す。

画面背景に桜が見える。やった、一発合格‼︎‼︎‼︎

発表確認後、塾に連絡。転塾以来お世話になってきた先生が、涙声になりながら喜んでくれた。ありがたい。

カテキョ先生にも連絡。一番近くで一番最後まで指導していただいたので、"本番で実力を発揮できましたね"とおおいに喜んでくれた。

大勢のひとに支えられて、応援してもらって、この瞬間にたどり着けた。

おめでとう、サニスケ。努力で自分の進路を勝ち取ったね。素晴らしい。そして一緒に伴走させてくれてありがとう。