"竜の卵"

夕方に府中駅近くの喫茶店で、ギター教室帰りの相方氏と待ち合わせしている時間に、数日間の移動の友であったRobert L. Forward"竜の卵"(ハヤカワ文庫,1982)を読了する。この本は、友野大先輩がmixiで引き取り手を捜していたときに希望していただいたもの。ずっと読まずに取って置いたのだけど、つい先日手を出したのであった。

物語は、中性子星の発見とそこに生活する知的生物を中心に展開する。先日のJames P. Hogan"創世記機械"(創元SF文庫,1981)もそうだったけど、物理学や化学的な理論は完全には理解できなくても物語として楽しめるのが、面白いSF小説の素晴らしいところ。この"竜の星"も、"中性子って何?"と思いつつ、結局最後まで読んでしまった。

相方氏と府中駅の近くのイタリア料理屋で夕食を食べつつ、その質問を投げかけてみたところ、"電子と陽子があって…"という化学の基礎から教えてくれたのだけど、う〜ん、話を聞いているときには分かったつもりなのだけど、でも中性子の正体は理解できないな。高校化学のテキストでも読もうかな。

竜の卵 (ハヤカワ文庫 SF 468)

竜の卵 (ハヤカワ文庫 SF 468)