最近のポコンたん

ポコンたんは生後6ヶ月半を過ぎて、急速に"世界"とのかかわりが生じてきている様子。これまではポコンたんは自己完結していた様子だったのだけど、最近は周囲の全てが目新しくキョロキョロしたり、何でもつかもうとしたり、何でも口に入れようとする。段々人間になっていくようで興味深い。落としたおもちゃをつかもうとして、うつぶせで手を思いっきり伸ばして、ズリバイしようとして、でも届かずにイライラして泣き出した様子をみて、成長を強く強く実感したのだった。

寝返りは、まだ左方向だけだけど、とてもスムーズに素早くできるようになった。うつぶせでおなかを中心にぐるぐる回転してみたり、ズリバイというかシャクトリムシのような動きで前進したり、後退したり、行動範囲はますます広がっている。周囲のモノが気になって仕方がないので、ポコンたんグルーミンググッズを入れたカゴをうっかり床においておいたら、倒されて中をぶちまけられていたり、いたずらの始まり。危険なモノは手の届かない場所に確保したり、隠したりしなくてはならないけど、いたずらは世界とのかかわりだと思うから、できるだけ好きなように遊ばせてあげたいと思っている。

うつぶせで手足を上にあげる動作、我が家では"落下傘降下"と呼んでいたけど、通称"飛行機ブーン"というらしい動きは半月くらい前から頻繁に見られていたけど、気が付いたらしなくなっていた。赤ちゃんにはその時期だけの一過性の仕草や表情や動作が結構あって、それらが見られなくなるのは成長の証とはいえ、ちょびっと寂しい。現在一番面白い動作は、抱っこして寝かしつけて、仰向けで布団に降ろしてから上掛けをかけると、上掛けの端をつかんでそのまま横向きになる動作なのだけど、この動作はいつまで続くのかな。

うつぶせが上手にできるようになって、熟睡するときに自分で勝手にうつぶせになって眠るようになった。乳幼児突然死症候群(SIDS)の発生要因のひとつとして"うつぶせ寝"があげられている一方で、危険性は生後6ヶ月までがとても高いと言われていることを、妙に納得してしまったのだ。乳幼児突然死症候群は、原因不明とはいいつつも最近の研究では、睡眠時に無呼吸になったときに覚醒反応が遅れるために死亡してしまうということが判明しつつあると聞く。ポコンたんを見ていると、当たり前かもしれないけれど自分で寝返りを打ってうつぶせになれるということは、苦しくなったら自分で首を動かして向きを変えたりできるということなのだ、ということが良く分かる。

またポコンたんは、最近始終上掛けにしているバスタオルを引っ張りあげて顔にかぶせてしまうのだけど、自分で取り払えずにしばらくすると泣いてちゃんと教えてくれるので、多分もう乳幼児突然死症候群の心配からは解放されたのだろう。それでもうつぶせで、あまりに静かに眠っていると、急に心配になってちゃーんと背中が上下していることを確認してしまうのは、母親心なのだ。ちなみにうつぶせで熟睡すると、下敷きになっていた側の顔がつぶれてしまい、寝起きがちょっと不細工ちゃん。