都難病医療券申請手続きと"世帯"

私の疾患であるwilson病は東京都の難病医療券の対象になっているので、年1回の更新手続きに必要な書類をいただくために通院。この申請手続きが非常に面倒くさくて、仕事上慣れているので対応できるけれど、高齢者世帯などでは本当に負担が大きいと思う。介護保険制度も含めて、この手の手続きの複雑さは"お金を給付してあげるのだから"という上から目線を強く感じてしまう。

申請書類のなかに"世帯調書"という書類があり、世帯全員の氏名と続柄、また生計中心者は誰かを記す。難病医療券の利用者負担額も所得段階割なので、生計中心者の年末調整や確定申告の写しなど前年度所得を証明する書類も別途提出することになる。で、私は毎年毎年この"生計中心者"の欄に大きな戸惑い、というか抵抗を感じるのだ。

まず第一に、なんで私自身の医療券の負担額を算出するのに、"世帯単位"で扱うのかということ。第二に、なんで世帯の生計中心者はひとりであると決め付けるのか、ということ。我が家の場合だと、以前にも書いたとおり生活費同額拠出制をとっているので、相方氏と私で同じく分担している。

なので、私自身の生活の生計中心者は自分であるという理解に基づき、毎年自分を生計中心者として提出するのだけれど、難病医療券だけでなくあらゆる社会保障制度についてそろそろ世帯単位を脱皮して、個人単位にかえる時代だと思う。