久しぶりに目からうろこが落ちたビジネス書。20091201のエントリで書いたとおり、来年の手帳は"ビジネス力養成 小宮一慶手帳2010"なのだけど、小宮一慶というヒトがどんな方だか全く知らなかったので、読んでみた。手帳のまえがきに書いてある内容と重なる部分もあったけれど、なかなか面白かった。
目から大きなうろこがぼろっと落ちたのは、"目的"と"目標"の違いについて。本書いわく、"目的"とは"志"であり、"生きている限り続く存在意義"とのこと。一方"目標"は、その"通過点"であり、"計測可能"であること。例えば経営コンサルタントである小宮氏の場合には、"人に成功してもらうこと"が目的であり、関連して"生涯百冊の本を出す"ことが"目標"なのだそうだ。
その意味でいうと、自分の"目的"は、"安心して老いることができる社会をどうやったら実現できるかを考えること/実践すること"。ただ"安心して老いる"ためには、誕生から死までの全てが内包されていると思うので、このままでは漠然としすぎている。これをもう少し身の丈にあったレベルに整理することも課題のひとつ。
個人的に特に重要なのは、"目標"は"計測可能"なものであるということ。むしろ計測可能な"目標"でないと、どの程度まで"目的"に近付けたかの判断ができず、達成度がわからないと通過点として意味をなさないということだと理解。これには、頭をがーんと殴られたくらいの衝撃があった。これまでの自分の"目標"は曖昧すぎたのだ!!
小宮手帳には、長期目標から年間目標、月間目標等の欄があり、毎月の振り返り欄もある。少なくとも月間目標に毎月計測可能な目標を定めて実現していくことができたら、1年後にはどういう時間を過ごしたかが一目瞭然になる。否、たとえ目標を実現することができなくても、毎月もしくは年間の達成度は明確になるし、何が理由で実現できなかったのかを把握することもできる。
来年の終わりにどんな結果になるか、楽しみなような、恐いような。でも、色々なことが少しずつ明確になってきて、楽しくなってきた(笑)
どんな時代もサバイバルする人の「時間力」養成講座 (ディスカヴァー携書)
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