ポコンたんのときは誕生直後に保育器に入っていたこともあり、最初から母乳と粉ミルクの混合栄養だった。そして生後7ヶ月くらいのある日、保育園から帰宅後にいつものように授乳しようとしたところ唐突にぷいっとそっぽをむいてしまい、それで卒乳してしまった。その後、1歳6ヶ月健診で寝る前の粉ミルクをやめるように指導されて、それで完全にミルクは卒業してしまった。
ポコンたんのときに母乳がでなかったわけではないのに最初から混合栄養にしてしまったことを若干後悔しており、サニスケは育児休業をポコンたんより長くいただいたこともあり、最初の数ヶ月は完全母乳、生後8ヶ月で職場復帰してからも自宅ではできるだけ母乳を続けてきた。今回母乳とじっくりむきあってきて感動したのは、子どもが飲む量に応じて生産量が自動的に調整されること。
混合栄養と粉ミルクオンリー、ほぼ母乳オンリーと体験した結果からすると、自分がそばにいられるなら一番母乳が楽だ。外出するときもケープ一枚あれば、自分が栄養源としていつでも授乳できる。一方、粉ミルクの最大の利点は、他人に預けられること。混合栄養の場合は、両方の利点をとれる反面、両方のデメリットもついてくるので、一番面倒だったかも。混合栄養するなら、毎回母乳のあと粉ミルクという方式ではなく、母乳の回と粉ミルクの回を時間を決めてわけた方がよいように思う。
サニスケは、4月に保育園に入園してしばらくは日中は粉ミルク、帰宅後や休日は母乳で続けてきたけど、ちょうど離乳食の後期に入った頃だったか、寝る前に飲む量がぐーんと増えて添乳を1時間ちかくする羽目になったので、思い切って相方氏に粉ミルクをあげてもらい寝かせてもらうようにした。そして今月に1歳の誕生日を迎えて、幼児食になり夕食をちゃんと食べるようになると、"母乳よりミルクより食事をよこせ〜"状態になったので、夕食前後の授乳もなくなった。
それでも夜間の就寝中は自分が起きるのがつらいので母乳で対応してきたのだけど、夜間の飲む量も増えてきて夜中ずっとへばりついている状態になったので、お互い睡眠不足になってしまう。これ以上おっぱい星人にしてしまうとやめるときが大変になりそうだったので、数日前から思い切って夜中も粉ミルクに切り替え中。しかも寝る前に哺乳瓶200ccを二本つくって枕元においておき、お互い半睡のまま飲ませている手抜きの有様。粉ミルクの作りおきはいけないことはもちろん承知しているけど、とりあえずおなかを壊した様子もない(一度口をつけた粉ミルクは雑菌が繁殖するので、あまってもあげていない、もちろん)。
ところが今夜は寝つきの悪いかったサニスケ、隣に寝転がっていたら自分から狙ってその位置にくらいついてきた。ま、一気に卒乳されるのも寂しいし、まだ今はこういう夜もあってよいか(笑)
余談だけど、サニスケの生後直後の頻回授乳でめげかけていた私を救ってくれた一冊が、ラレーチェリーグインターナショナル"だれでもできる母乳育児"(メディカ出版,2000)という本。オススメ。