"ツバメ号とアマゾン号”の思い出といま

最近のサニスケの寝る前の読み聞かせはアーサー・ランサム全集第1巻"ツバメ号とアマゾン号”(岩波書店,1967)。わたし自身が小学生の頃に夢中になって読んだ本を我が子に読み聞かせている不思議。

ちなみにスウェーデン留学の前に寄宿していた英会話学校が"ツバメ号とアマゾン号”の舞台となった湖水地方にあり、あの湖をボートで渡り、作品が執筆されたアーサー・ランサムの家を見学できたのは忘れられない思い出。いつか子どもたちと一緒にあの英会話学校に夏休みに留学したいというのが、密かな夢だったりする(欧米の非英語国から親子連れの留学に来ているひとは複数いた)。

今夜読んだ箇所に、島での兄姉妹弟だけでの最初の夜を迎える子どもたちにお母さんが差し入れを持って訪れたときの場面があり、そこで”わたし、料理は好きよ”という長女のスーザン(航海士兼コック長)に、お母さんが”そのままずっと料理を好きでいたかったら、わたしのいうことをきいて、洗い物は他のひとにやってもらうことね”という台詞があり、心の中で”それそれそれ!!”と深くうなづいたおかんであった。しかし”ツバメ号とアマゾン号”を読んでいて、お母さんのセリフに共感する日が来るとは、子ども時代には思いもしなかったな…。

ツバメ号とアマゾン号 (アーサー・ランサム全集 (1))

ツバメ号とアマゾン号 (アーサー・ランサム全集 (1))