変わる季節

2023年11月12日(日)

起きたら冬だった。今期初の薄手のダウンコートに先日一目ボレして購入したモコモコな帽子を装着。数日前は冷房をつけていたはずなのに…。おかしい。

無印良品で長男用に肌触りの良い長袖パジャマを購入するため、数駅先の駅ビルへ。あまりの寒さに自分用に冬用スリッパなども購入。最近無印良品が好きで、家中の買い替えをしたくなる(長女に話すと「わかる」と言ってくれる)。一時期低迷してたけどものすごい復活したよね、無印良品。

エスカレータを降りながらそうだ!と思いついて、食糧品売り場で自分の昼食用にお弁当を購入。この1週間病院のカフェとコンビニの食事ばかり続いていて、正直飽きてきたので、目先が変わるとそれだけで嬉しい。チラリと近くの公園で食べようかなとも思ったけれど、暇を持て余している長男のところになるべく早く行くことを優先して病院へまっすぐ向う。

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病院では、長男がシャワーを浴びた後に洗濯をした他は、長男は差し入れたKindleでずーっと“CAPETA“と読んでいて、わたしは自分のiPadのKindleで岸政彦先生の“にがにが日記“を読んでいた。そのうち長男が動画を見たいというので、YouTubeタイム。同じ場所で、お互い違うことをしていても構わないと思うのに、漫画を含めた読書だとよくて、動画だとどうしてなんだかモヤモヤとしてしまうのだろう。思わず「お母さんがいなくてもテザリングがあれば良いみたいだね」などと嫌な言い方をしてしまった。はー、病室にいる長男にこんな言い方をしてしまうなんて。なんだか昨日からほんとだめだ。

その後も色々考えていたら涙が出てきてしまい、慌ててトイレに駆け込む。長男はきっと自分のせいだと思ったことだろう。違うんだ、そうじゃない。決して長男のせいでも、もちろん長女のせいでもない。ただなるべく見て見ぬふりをしてきた自分の限界を突きつけられてちょっとしんどい。

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病室の時間に書き始めた100のやりたいことリスト。「〇〇へ行きたい」が大半を占めて、現在40項目。あと1週間乗り切ったら、一番近いところから足を運ぼう。来週になったら景色は全く変わるだろう。あと少しだけ自分の矜持をまもれるように、背筋を伸ばして笑顔で頑張ろう。