午前は有給休暇をとって所用。午後から飛田給へと向かう。車窓からはのどかな光景。
読書会の課題図書の富永健一"社会変動の中の福祉国家−家族の失敗と国家の新しい機能"(2001,中公新書)を読んでいる。いつもながら研究者は、実務者にとっての"当たり前"のことを理論によって論証しなくてはならないので大変だ、とつくづく思う。
まだ途中までしか読んでいないのだけど、ここまででつらつら思いついたことを覚書。
- 日本の福祉国家論を論じるときに検討しなくてはならない"組織"は、NPOではなく、むしろ社会福祉法人ではないのか?確かに、NPOは、著者が"社会的交換"を理論的枠組みとしていることには都合が良いけれど。
- 介護だけが高齢者福祉ではない。
- 介護保険制度は、所得再分配機能をもつのか。
- 公的な介護保障に、社会保険制度は適しているのか。
社会変動の中の福祉国家―家族の失敗と国家の新しい機能 (中公新書)
- 作者: 富永健一
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2001/08
- メディア: 新書
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