今年の総括

大晦日なので、毎年恒例にしている今年の総括など。ちなみに去年の総括はコチラ

今年はとにかくポコンたんに明け、ポコンたんに暮れた一年だった。去年の今日はまだポコンたんは病院にいて、20060104に我が家に来たのだった。その後しばらくの間は、慣れない母親業と、昼夜問わず1〜数時間置きの授乳でヘトヘト。いくら実家が近所とはいえ、里帰りしなかったことを何度後悔したことか。我ながらよくも乗り切ったものだと思う。

そのうちに母親であることに慣れてきた自分に気づいて、吃驚。4月からは職場復帰し、ポコンたんは首が据わるか据わらないかで保育園へ。入園直前はポコンたんが可哀想かもと悩んだけれど、ゼロ歳児から保育園に通うことにしたのは大正解だったと思っている。

何事万事、ヒトは自分の経験でしか分からないものだけど、"子どもを育てる"ことはその筆頭。最初の頃は、親であることの責任の重さに苦しくなったり、果たして自分に育てられるのかと落ち込んだりもしたけれど、育つのは子どもだけではなくて、親も一緒に育てられるのである。しかも決して一人で育てているわけではなく、相方氏や私たち自身の両親をはじめ周囲の大勢のかかわりのなかでポコンたんは育っている。それにある意味では、子どもは勝手に育っていく面もある。"親はなくても子は育つ"とはよくいったものだ。

育児は、本当にしんどく、文字通りの一大事業ではあるけれど、反面でとてもとても楽しく、幸せな経験なのだ。

プライベートでは、相方氏との関係が一段と深くなった。"母親"が子どもの成長とともに"母親"になっていくのと同じように、"夫婦"も決して最初から夫婦なのではない。一緒に生活の時間を重ね、大小様々な問題や困難を乗り越え、時に意見の相違や意思疎通のすれ違いなどもあり、そして"夫婦"になっていくものだと実感した。子どもの存在により、生活が赤裸々になるので、一気にその過程を経たような感じ。今年は、相方氏と私の夫婦としての基盤が出来上がった年だと思う。

仕事は、独身時代とは、"働き方"自体が大きく変わってきている。というより、ポコンたん最優先の状況の中では、変えざるを得ないのだけど、それはむしろ良い効果かな。

独身時代は自分の納得ラインを常に求めて、全てを自分の手で行いたかった。だけど今は、保育園のお迎えのために定時退勤せざるを得ず、魔の呼び出しやお休みの可能性が常にあり、自宅に仕事は持ち帰れず、という状況で、仕事に費やせる時間は非常に限られている。一方で、業務の量や責任は以前より重くなっている。なので、周囲の人々の力を借りて頼めることは何でも頼み、自分だけの知っている情報は極力減らし、いざというときには自宅から電話で頼める準備はいつも心がけている。もちろん、思う存分仕事に取り組めないストレスや、ポコンたんと仕事の板ばさみのジレンマを感じることは多々あるけれど、それでもこのような働き方の変化は自分自身が次のステップに進むための基礎として重要なことだろう。

仕事と家庭は別物だけど、両方自分の生活なので、両者はどうしても影響しあう。それがマイナスの影響ではなく、プラスとなるように、仕事でも育児でも周囲の力を借りて、自分自身が楽しめる余裕をわずかでも持ちつつ、過ごしていきたい。

仕事は来年度また新たな段階に突入するような気がするけれど、相方氏との時間やポコンたんの成長などプライベートでの楽しみが多いので、何があっても乗り切れると思う。来年の今頃には、ポコンたんはきっとたくさんおしゃべりするようになっているのだろう。

来年はもっと明るいニュースが多いといいな。お楽しみはこれからだ!!