さようなら、豆自動車

我が家でずっと乗っていたのは、相方氏が私と結婚する前に購入した豆自動車こと軽自動車。

この豆自動車は思い出深くて、結婚前にちらりと購入を検討したマンションを見学にいったのがおそらく初ドライブで、結局明大前の当時私が住んでいたマンションにW世帯主することになり駐車場を手配したら高さ制限で入れなくて急遽他の駐車場を探したこともあった。さらにその後、ポコンたんを妊娠中には何度も通院や職場に送迎してもらい、産休2日目で早産したときに祈りながら病院に連れて行ってもらった。そしてなんとか無事にポコンたんを出産して、退院して初めて自宅に連れてきたのもこの車。それからの数年間は家族三人で、ほとんど毎週のようにあちこち買い物などに出かけた。豪雨のなか、タクシーがつかまらず、意を決して自分で運転してポコンたんを迎えにいったこともあった。そして去年の夏、サニスケを出産して退院したときもこの車だった。だから我が家の子どもたちは二人とも初めて乗った車がこの豆自動車。大げさでなくここまでの我が家の歴史をともに歩いて(走って?)きた。

そんな思い出がたくさん詰まった豆自動車が、今日の午前中にポコンたんと音楽教室に行ってる間に引き取られていった。見送った相方氏の頭のなかには、きっと♪ドナドナが鳴り響いていたに違いない。

そして我が家には豆ではない自動車が仲間入りしたのだけど、さすがに快適。よろしくね、箱車さん。