長女校の保護者面談

2021年7月24日(土)

今日は長女の学校にて毎年行われる保護者面談だった。担任の先生と学年主任の先生との面談のあと、校長先生とも面談。初めて入る校長室は華美でなく広くて非常に立派で、さすがの私学だった(内心で勤務先の役員室と比べて、役員のみなさまに申し訳なくなった)。

今日は、オット氏にも同行を依頼。結果的には色々な点で正解で、IKEAの大きな青い袋×2つ分の大荷物を徒歩で持ち帰らずに済んでほんとうに助かった(学校から配布された非常食の山とロッカーの教材)。往復の車内や帰宅後に、長女のことについてオット氏の気持ちや考えを聞いたり、わたしの考えを伝えることができた。察してはいたけど、言語として確認できたのは何よりの収穫だった。

正直オットの子どもたちへの接し方はわたしとは相当違うこともあり、文化差があるのだけど、オットはオットなりに子どもたちのことを理解してるのだなーと今更ながら思ったり。

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面談の最後に、オットは“いま自分が何を言っても本人にはプレッシャーにしかならないので、とても心配だが、黙っている。ただできれば将来、自分がそうであったように、海外に出て広い経験をしてほしい“と話していた。

わたしは“本人は今はトンネルの中にいる気持ちだと思います。そのトンネルからは親や誰かが引っ張りだしたり、先導されて出るのではなく、本人が自分自身で出口を見つけることが大切で、それが本人が大人としての人生を歩み出す第一歩だと思っています。親にできるのは、トンネルの中で、隣にいて、時には手を繋いだり、背中を支えたり、懐中電灯で照らしたりすることだけ。その上で本人がどのような出口を見つけたとしても、その選択をサポートするつもりです“とお伝えした。

別れ際に、校長先生、学年主任の先生、担任の先生がそれぞれに、“自分たちにできることがあれば、いつでも連絡してほしい“とおっしゃっていただいた。学校という制度の中なのでもちろん制約はあるけれど、先生がたが本心からそうおっしゃってくださっていることは伝わってきた。

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本人にとってはトンネルのなかなのだろうけど、実は広大な草原の真ん中で疲れてしゃがみ込んでいるけど、360度どこにでも向かうことができる状況、という方がより正確な気がする。