色々悩ましい

2022年8月15日(月)

今日は仕事は休みを確保して、サニスケの勉強サポート。ただ昨夜に“いない方がいい“というようなことをボソリとつぶやかれてしまったので、午前中は外出。

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“6年生の夏は1日10時間×40日=400時間を勉強する“というのが目標とされており、塾からは学習記録ノートも配布されている(気が付いたらサニスケは途中で書くのをやめてしまっていたのだけど、後半から再開しようよ)。夏期講習のある日は約9時間はおそらく確保できていると思うけど、夏期講習のない日は10時間近く勉強をすることができない。

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そもそもが子どもに強制的に勉強をさせることに抵抗がある。提案やリマインドはするけど、選択するのは本人というのが基本スタンス。その代わり結果についてもとやかく言わないと心に決めている(テストや模試の成績については、良い時もイマイチな時も本人が頑張ったことは事実。その上で見つかった課題に一緒に対応する。テストは入試本番以外は単に課題を見つけるツールに過ぎない)。サニスケも長女も自分で決めた目標に向かって頑張るならば、わたしは全力でできる限りのサポートをする。

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今日の午後「やらなくてはいけないことはわかっているもののどうにも手が出ない」様子になったサニスケ。THE勉強ではなく、勉強につながりそうなことを一緒にした。例えば、昼食時に本人がNHKの映像の世紀の「レーニンとプーチン」をつけたので休憩時間を超えて一緒にみたり、漫画版の「日本の一番長い日」をKindleに配信したり。約半年後の“受験“だけを考えれば甘すぎで算数の復習の1問でも進める方が適切なのだろうけど、人生全体で見た場合は世界を理解し思考を深めるための「フック」を作ることは広義の勉強になるのではと思ったりする。やはり甘いかな。

サニスケは詳しいので「レーニンとプーチン」を見ながらスターリンの死の場面では“この頃スターリンは暗殺が怖くて毎晩寝る部屋を変えていたからどこで寝ているか誰も知らなくて発見が遅れたのだって“と教えてくれたり、楽しい時間を過ごせた。

もはやサニスケも長女もわたしが解けない問題を解き、わたしが知らない/忘れてしまった知識をたくさん知っている。わたしが太刀打ちできるとすると、サニスケには国語、長女には英語くらいだろう。そういう相手に、頭ごなしに「○時間、勉強しなさい」とは言えない、わたしには。でも、受験勉強というのは期間が決まっているもので、否が応でも半年後には本番の試験が来てしまう。そう考えると、やはり10時間のTHE勉強をさせる方が正解なのかなぁ。悩ましい。

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もっと言えば、時間数を勉強の目標にすることにも抵抗がある。ただ勉強は量が質を凌駕する側面をもつのも事実。そして10時間というのはそれを達成することで子どもたちの意識をシフトするためなのだろうなと遅まきながら気がついた。う〜ん、来週はチャレンジしてみようか、サニスケ。