病室にて:その16

ついに8月になってしまった。同時に入院6週目に突入。ウィルソン病のときの100日間入院の自己記録は更新しないだろうけど、12歳の時の骨折30日間入院を抜かし、人生2番目に長い入院生活となっている。しかし考えてみると、ほぼ10年置きに長期入院してるなあ。入院理由は様々で、今回が一番軽いけど、今回が一番安静度が高いな。
昨日は、どうしてもしなくてはならない仕事のためにPCを使用し、休憩をいれつつ延2〜3時間は座位で過ごした。特に体調は変わりなかったのだけど、なんとお尻の大臀筋が筋肉痛になり、我ながら吃驚。確かにほぼ寝たきりの生活でふくらはぎの筋力が落ちてプヨプヨになっているのは自覚していたけど、まさか座っているだけで大臀筋が筋肉痛になるとは。そりゃ、お年寄りが大腿骨骨折すると、あっという間に歩けなくなってしまうのもやんぬるかな、と実感してしまった。

話題転換。相方氏は入院以来毎日面会にきてくれるので、大感謝しているのだけど、さすが生粋のエンジニアらしく、車いすの構造や点滴及び輸液ポンプの構造に興味津々の様子。
車いすを触るのは初めてとのことだったので、最初に操作方法を一通り伝授したところ、ブレーキを見て"変速機?脱出装置?"と聞かれたので思わず大爆笑。一方で、下り坂はなにもいわなくても、バックで降りてくれたので、"何で知っているの?"と尋ねたら、"トラクターと一緒やもん"との回答。さすがお米の名産地の出身。
そんな相方氏は一昨日購入してきてくれた携帯用HDDを手にして、中に搭載されている(であろう)CPUの回路を説明してくれたのだった。うーん、HDDにUSBが直結されているわけではなかったのね。なるほろ。