ポコンたんと涙

いつも元気なポコンたんだけど、シッターさんに迎えと夕食をお願いした夜は、必ず私と二人の時間に大泣きしたり、大グズリしたりする。きっと小さいながら我慢したり、気を遣ったりしていることの反動で、彼女なりのストレス発散の手段なのだろうなあと受け止めて、そういうときは思いっきり泣かしてあげている。

今日もシッターさんを頼んだ日だった。就寝のために寝室に行くまでは全く普通だったポコンたん、電気を消した途端に大泣き。その泣き方が、"疲れたよ〜疲れたよ〜"と言っているように聞こえてしまって、本当にせつなくなってしまった。そんなときに母親ができることは、ぎゅっと抱きしめてあげて、泣いていいよと伝えることだけ。

私が仕事をしていることで、しんどい思いも寂しい思いもさせているとは思うけれど、かといって仕事を止めるという選択肢や非常勤になるという選択肢はない。

自分を振り返っても、生まれたときから母がフルタイムの仕事をしていて、寂しいことがなかったかと聞かれれば多少はあったけれど、でも母に仕事を止めて欲しいと思ったことは一度もない。きちんと両親や兄から大切に育てられていることは実感していたので、問題なく育ってきた。あ、今の私が一応問題なく育った結果だと仮定してだけど。

親をはじめ、周囲のオトナが子どもに与えなくてはいけない一番大切なことは、"自分が大事にされている感"というか"愛されている実感"ではないかと最近思っている。それだけきちんと伝えられていれば、後はどうあれ大丈夫なのではないだろうか。