たくさん話した夜に

2021年7月31日(土)

サニスケのお弁当を超手抜きで作り(“ハンバーグ!やった〜っ!“とサニスケ。手抜きお弁当はこちらが気にするほど当人たちは気にしない)、土曜出勤のため職場へ。気持ちは穏やかだったので、寝不足の割にはまともに仕事をこなすことができたのでセーフ。

サニスケのお弁当箱は850ml、下段にご飯、上段におかず(今日はハンバーグと唐揚げ)、別の容器に野菜(主にキュウリかブロッコリー)、さらに別の容器にゼリーと果物(今日は梨)。お友だちはもっと少ないでしょ?と聞くと、“うん。オレ、あれじゃ足りない“とのこと。まだまだ成長期、もっともっと大きくな〜れ。

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前夜、夕食の時間帯に長女が食卓にいたことから、久しぶりに4人でわいわいと過ごす。オリンピックやコロナなどの話題から、ゲームや音楽まで色々話した。みんなとても楽しそうで、特にサニスケがとてもとても満たされている様子だった。普段の同じ時間帯には三人で食卓を囲みながら、それぞれの胸のうちで自室にいる長女のことを想っていたのだ。

その後、サニスケが寝た後で、長女とじっくり話す。もともとは前日の午後に予定していたのだけど、結果的にはこのタイミングで双方正解だった。物事は、流れにまかせておくとうまくいくという側面もある。

わたしのなかでは片手にのる小さな小さな赤ちゃんだった頃からの記憶が強すぎて、どうしても“庇護すべき存在としての子ども“だったのが、中学に入学後は思春期に突入し話す機会も極端に減ってしまい、そしてこの数ヶ月は再び話す機会が少しずつ増えて、最近は“あ、もう大人なんだな。一人前の大人として接しよう“という場面が多くなり、自分自身のなかにパラダイムシフトが起こった。今回の会話でも、色々な選択肢のメリットとデメリットや、それぞれに対する自分の気持ちをきちんと整理していることが伝わってきた。

一人前の大人だけど、もちろんまだ15歳、後数ヶ月でようやく16歳。正確には一人前の大人としての第一歩を踏み出そうとしているところ。親チームは倍以上生きていて、それぞれにみんな良いことも嫌なことも色々な経験を積んでいる。だからいつだってできる限りのサポートやバックアップはする。生きることは、ひとりだけどひとりではない。不安を感じるのは当然だけど、自分が“いま“思う通りに行動して大丈夫。絶対的な、リカバリできない失敗なんてない。どんな経験もあなたの糧になる。だから、何があっても大丈夫。

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どうしてもこの国の学校制度や社会、文化は窮屈で仕方がない。自分もそうだけど、きっと海外の生活の方が楽に息をできるだろうと思う。コロナ禍で学校の短期留学も軒並み中止になってしまったけれど、将来にぜひ海外長期滞在生活を経験することはお勧めする。実はわたし自身も、まだ身体が元気なうちにもう一度海外で学びたいという夢は捨てていない。人生は難しくしんどいことも多いけど、自分の手から離さず、自分で選択し切り開いた人生は涙すらも輝くよ。

 

 ↓長女誕生のエントリー。胎盤一部剥離大出血からの緊急帝王切開という、いまから考えると冷や汗モノ。ひとつ何かが違っていれば、母子ともにいまこの世にはいなかった。この日から一緒に成長してきたね。

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