サニスケと“攻殻機動隊““オネアミスの翼“

2021年11月22日(月)

先週土曜日の音楽会の振替休日のため、サニスケは学校休み。目覚ましはかけさせずに少しゆっくり寝坊してもらう。日中はひとりで、置いておいたタスクを終えて、定刻に塾へ向かう長男は素晴らしいなと思う。

わたしはわたしで、サニスケの朝食、長女のサニスケの昼食、サニスケの塾前お弁当、それぞれにフルーツ(長女の分は冷蔵庫、サニスケの分は保冷剤セットして食卓に)をわかりやすくお盆に分けて載せて用意して、出勤。帰宅後、絶対食卓は散らかっていると思ったら、長女が食器は全て洗って綺麗に片付けておいてくれたので、感涙。長女は、わたしの導線上の家事を先回りして行ってくれるので、ほんとうにほんとうに助かっている。

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先週にわたしがなんとなく見ていた“攻殻機動隊 GHOST IN THE SHELL"を隣から覗き込んできたサニスケ。“こんなの興味ある?“と尋ねたところ、“あるよ、ドンピシャじゃん!“というので一緒に鑑賞。その後、わたしの自室にて原作(初代)を発見し、“読んでいい?“というので、(1箇所良いのだろうか、と内心思いつつも)“いいよ“と返答したところ、面白がって読み始めた。“あれ、このフチコマって…?“と言われ、母のハンドルの由来がバレた瞬間。しかし“天然オイル“ネタで我が子と会話するようになるとは、20年前には想像もしていなかった。

その後、庵野カントク展で知った“オネアミスの翼“をAmazon prime連携のバンダイチャンネルで視聴を開始。映画が複数に分割されており、ファン的にはどうなのと思うけど、小学生の母的には短時間で見やすい。オープニングの空軍の描写で一気に魅了されるサニスケ。カントク展でもここのラフ画のクリアファイルを購入したほど。映像を一時停止して、自分のiPadで撮影し、印刷して学校に持参して、休み時間に絵を描く時の見本にするそう。さすが、デジタルネイティブ世代。

ロケット発射のシーン、落下する氷の落ちていく向きまで全て計算されて、偏執的とも言える(←褒)膨大なセル画が描かれていることをカントク展で知ってから見ると、圧倒される。たまたま一緒に見ていた長女にも伝えると、さすがに“ええ〜すごい“と言っていた。

長女もサニスケも、書籍でも漫画でも映画でもアニメでもドラマでも、本人が見たがるものを好きなだけ見せてきたけど、好きな作品、知っている作品が多ければ多いほど、人生を豊かにしてくれる、と思う。副次的な産物としては、おそらくふたりの読解力の基礎になっているとも思う。

 

…この路線なら"戦闘妖精雪風"も読むのかな、サニスケ。