“おもかげ復元師“

2022年1月5日(水)

今日もサニスケの朝食と冬期講習のお弁当を用意して、出勤。勤務先のウェブサイトのリニューアル公開が目前のため、最後の校正と画像編集に勤しむ。

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12月29日に不要書籍の入った段ボール箱を片付けていたとき、笹原留衣子“おもかげ復元師“(ポプラ社,2012年)を発掘し、その場で立ち読みをはじめた。気がついたら座ってボロボロ泣きながら一気に読了してしまった。

笹原さんは岩手県に事務所がある納棺師の方で、後半は東日本大震災の際にボランティアで活動されたときの情景が描かれる。

夜にそんな話をしたところ、長女が珍しく“読んでみたい“と言ったので渡した。すると、そのまま一気に読んでいた。子どもと同じ本を読んで、感想を語れることは嬉しいことである。

“死“というのは本人にとっては“無“であり、残された側にとっての“死“なのだとあらためて考えた一冊だった。