長男と運動会

2023年10月2日(月)

昨日延期になった長男校の運動会。高校はスポーツ大会(非公開)なので、今日の運動会は中学校だけの開催。

長女が午後から授業なので男子校の運動会を見たいといってくれて、一緒に長男校へ向かう。ちょうど長男が参加する競技(棒引き)が開始するところで、ナイスタイミング。クラスごとに色が分かれており、午前は学年別の競技、午後は縦割りの色別対抗競技が中心だった。装飾も何もなく、入場門も大きめのパイロンが置いてあるのみ。見せるための運動会ではなく、生徒による生徒のための生徒の運動会。最高。

先生方はサポートに徹し、騎馬戦(2年生競技)ではウマ1騎につきひとりずつついて危険な落ち方をしないようにカバーしたり、棒倒し(3年生競技)もそれぞれの棒の周辺で不測の事態に対応するために備えていた。安全性を責任を持って確保した上で生徒たちにのびのびを競技させようという姿勢が長男校らしいなとしみじみ思った。

長男は出場したスウェーデンリレーで追い抜かし、応援してくれていた友だちに拳を突き上げて喜びを表していて、その姿を見ただけで感涙しそうになった母であった。

最後にエキシビジョンとして、クラブ対抗リレー。漫画みたいに部活ごとに趣向を凝らしたリレーで、もはやエンターテイメント。みんな楽しそうで、見ていてめっちゃ楽しかった。

閉会式の中学部長の先生の挨拶で、運動会を担当した生徒さんたちは3年生も含めてコロナ禍のため3学年合同の運動会の経験がなく、過去の資料を読み解いたり、高校生にヒアリングしたりしながら準備を進めたとのことを知り、ありがたいことだと心から感謝する。

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実は朝に長男を見送ったあと、単身で病院へ行き、延期日程が確定した入院の手続き。担当の先生は先生の側で手続きすることも可能とおっしゃってくださったけど、口頭だけでは不安なので自分で手続きをする方を選択。

当初の日程では運動会は欠席予定だったので、結果的には延期になってよかったのではないだろうか、と笑顔で身体全体で喜びを表していた長男の姿を思い出しながら思ったり。全てなるようになっていく。