邂逅の土曜日

2023年11月18日(土)

仕事は休み。長女の用事で付添。背中を見送ったらあとは祈ることしかできない。

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カフェでモーニング食べながら読書して、近くの図書館へ。

実践や現実をどのようにすれば研究につなげられるのかがわからず途方に暮れていたところ、社会学者の岸政彦先生の「にがにが日記」を読んでいて「ほかの領域と「学問」とを分けるのは、対象ではなく方法だ」という一文に出逢い、道が開けた。

そこで、図書館。図書館では図書館分類法に基づきいわば知が見える形で整理されている。開架で膨大な知の蓄積を半ばぼーっとしながら眺めていると、不思議なもので自分がひかれるものと、隣接領域でも手をのばす気がおきないものが明確になる。そして自分が何をどのように(どの方法論で)追究したいのか、という長年の懸案のこたえがようやく明確になった。拡散し散漫だった頭の中がシュラシュルシュルと音を立てて整理されたような不思議な瞬間だった。

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わたしが見出したこたえ(追究したい対象と方法)は既存の学問領域が複数関係しており、ドンピシャなものは既存の体系にはない。類似の研究をしている大学/大学院はあるけど、そのままというのは知る限りではない。少し時間はかかるけど、この図書館に通って書籍ベースで深めよう。

とここまで整理して、用事を終えた長女と合流して帰宅したところ、思いもよらぬ展開が待っていた。人生って面白い。