石田組年末感謝祭に行ってきました

2023年12月31日(日)

大晦日の今日は、家族揃って石田組年末感謝祭を聴きにいくため、横浜へ。桜木町駅を降りて、前夜にオット氏と長女が調べてくれた老舗の洋食屋さんで腹ごしらえ。カフェで時間調整してみなとみらいホールへ。2022年10月リニューアルオープンとのことで新しく設備も音響も素晴らしかった。

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石田組は、ヴァイオリン奏者の石田泰尚氏(組長)が率いる弦楽器のみの集団で様々なオーケストラに所属しつつ石田組に参加し公演の度にメンバーが招集される。クラシックは嫌いではないけど縁がないわたしが知ったきっかけは、SNSでたまたま見かけたある書き込みで、まず組長のルックスにハートを撃ち抜かれ、音を聴いて素人にもすぐにわかる超絶技巧と繊細さ、自由さにひきこまれた。クラシックだけでなく洋楽や映画音楽も演奏していることも大いに惹かれた理由のひとつ。

Apple musicにも収録されているので、ほぼ毎日のように聴いている。今年のわたしを支えてくれた珠玉の楽曲たち。聴いているうちに生で聴きたくなり調べたら、年末感謝祭を発見し、日曜日なら行かれる!と家族を誘ったらみんな快諾してくれた。そこはほんとうに感謝!

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まずは外見、そして音を聴いて魅了され、クラシックだけではない知っている曲で親しみやすくファンになる、そしてコンサートに足を運ぶようになる(手頃で行きやすい価格設定!)という流れが、おそらく組長と周囲のブレーンの皆さまの狙っている戦略だと気づいた瞬間、戦慄し痺れた。すごい。

石田組の演奏は素人が聴いてわかるほどに「上手い」。超絶技巧。その上で楽しんで演奏していることが伝わってくる。そこに至るまでにどれほどの練習、どれほどの努力が積み重ねられていることか。そのことに脱帽する。そして世界もレベルも全く異なるけれど、自分自身は一体そこまで努力しているかと自問し、まだまだ頑張れる余地があると勇気づけられる。今年後半をずっと支えてくれた音楽ではあったけど、特に今日は生演奏だったのでその想いを強くした。仕事を取り巻く諸々に希望を失いかけていたところに、活力をもらった。

そして世界中で終わらない争いやひどい事件が相次ぐなか、それでもひとは力を合わせてこんなにも美しく素敵な世界(演奏)を作り出すことができるのがと知る(聴く)ことができて、救われた気持ちになり、ここでもまた勇気を得た。

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来年は石田組のコンサートに可能な限り足を運びたい。幸いなことに家族それぞれに気に入ったようなので、家族での外出の機会として美味しい食事とセットにできるとよいなと夢想している。