ポコンたんと月の光

ポコンたんは空が大好き。お星様を見つけると、指をさして"あ〜っ!!"と喜びの声をあげ、飛行機やヘリコプターが通り過ぎると、"ばいば〜い"と手を振る。夜空の遠くを横切る飛行機の明かりすらも見つけてしまうので、恐れ入る。ホント、目聡くて、耳聡い。

特に大好きなのが、お月様。今週の火曜日は十五夜でキレイなキレイな月が出ていたので、まずベビーシッターさんとお月見をして、帰宅後の私とお月見をして、その後実家母とお月見をして、3回もお月見をしていた。

今日も大きな月が出ていた。保育園から帰る途中、自転車の風防で隠れてしまってはっきり見えないのがイヤなのか、さかんに首を風防の脇に出そうとしていた。力強く揺らされるので、運転している方は少し恐かったけれど、その様子は見ていて何とも可愛らしかった。親ばかだけど。

ポコンたんは明らかに私の祖母にそっくりで、実家でも始終"髣髴とするねぇ"と話している。時折、私は祖母を育てているのではないだろうかと思うことすらある。まぁ、私自身が祖母に似ていると言われているので、もしかすると当然なのかもしれないけど。でも、ポコンたんは、私よりも祖母に似ていると思う場面がたびたびある。

祖母も月が大好きで、随分高齢になってからも月蝕を見るために夜中まで起きていたりしていた。ポコンたんの月好きは、やはり祖母の生まれ変わりかもしれない。