「人間関係をしなやかにするたったひとつのルール」

2024年8月29日(木)

朝ヨガ後、お弁当3つ製作。朝のルーチン。

仕事は仕事なので、依頼された内容ややるべきタスクを可能な限り淡々をこなすだけ。

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夏休み中に渡辺奈都子「人間関係をしなやかにするたったひとつのルール」(2012、Kindle)を再読。本書では「外的コントロール心理学」と「選択理論」が紹介朝れており,選択理論にシフトすると人間関係で悩むことが減りますよ,というのが本書の主旨である。選択理論は,一言でいうならば「人は自分の行動しかコントロールできない」ということなのだけど、これは家庭と職場でのこの10年以上の間にわたる様々な葛藤のなかでたどり着いたわたしの対人関係の基本スタンスなので、そんな理論があったのかと吃驚した(再読のはずなのに以前に読んだ記憶はどこへ消えたのだろう)。

ただ本書の内容と少し違うのは、行動はre-actionだから、自分の行動を変えることで相手の行動も変わることを知っている。ただそれは相手自身がそう行動しようとしたためであり、外的にコントロールできるものはない。自分の行動で相手の行動変容を得られない場合は、あきらめるか、自分の行動を再び変えるだけだ。

このスタンスと「目的志向」に行動するという方針により、確かにわたしは「生きること」すなわち他者との関わりがだいぶ楽になったし、家庭内も落ち着いたと思う。そういう意味では、本書のタイトルは、まさしくその通りなのだろう。

子どもたちをはじめ他者に対する「期待」は「外的コントロール」なのだろうかというのは、兼ねてからの疑問だったけれど、その答えも本書に載っていた。期待すること自体は外的コントロールではないけれど、その結果が「期待」と異なっていたときに叱責したり、罰を与えたりすることが「外的コントロール」であるとのこと。合点がいったし、ほっとした。