読書始めに「本を読む本」

2025年1月4日(土)

今日は長女の保育園ゼロ歳児クラスからの戦友のようなママ友との新年会。お昼前にファミレスで集まり、4時間喋り通した。漫画のように理想的な大学生活を送っている超優秀で非の打ちどころが無いお子さんがいて、他のママ友がどう育てればそう育つかと聞いていたけれど、そのひとのきょうだいは全く違うタイプなので結局は全て「個人差」ということに帰結する。

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元日の下田旅行の際にM.J.アドラー&C.V.ドーレン「本を読む本」を持参して、飛ばし読みした(再読)。読書は好きだけど、本当に本を読めているのだろうか、と不安になることがあり、あらためて読んでみた。

「これは「本を読む人」のための本である」という一文にて始まり、「積極的な読書は、それ自体価値のあるものであり、それが仕事のうえの成功につながることもあるだろう。しかしそれだけのものではない。すぐれた読書とは、われわれを励まし、どこまでも成長させてくれるものなのである」と結ばれる本書は、まさしく「本を読む」とはどういうことか、について書かれている。

本書では、読書を「初級読書」「点検読書」「分析読書」「シントピカル読書」の4つのレベルに分けている。「初級読書」は「その文は何を述べているか」を理解するレベルで、これは自分もクリアしている(と思いたい)。「点検読書」は与えられた時間内にできるだけ内容を把握することである。つまり「その本は何について書かれているか」を理解するための下読みである。わたしはこういう読み方はできていないので、頭から読み始める前に「点検読書」を行うことを身に付けたい。「分析読書」は取り組んだ本を完全に自分自身のものにするまで徹底的に読み抜くことである。本書では読書を「知識を得るため」と「理解を深めるたため」に分けているけれど、「分析読書」は後者のためのものである。わたしが目指したいのはこのレベルである。