片付けの価値

我が家はモノが多いので、片付けは長年の懸案だった。ようやく子どもたちが成長して、ある程度まとまった時間をそれぞれに遊んでくれるようになったので、少〜しずつだけど休日に片付けをする時間を確保できるようになった。

今日の午前中にあらためて自分自身の持ち物を眺めていて、自分が捨てられないのは”思い出”なんだなと気がついた。モノにまつわる記憶や思い出があるから、なかなか手放す気持ちになれなかったのだ。大量にある書籍にしても、本棚に入っているのは大学院時代に購入したのが大半で、最近購入したのは本棚からは溢れている。では本棚に入ってるそれらの書籍を最後に読んだのはと考えるとほとんどは思い出せないくらい前のこと。

そして物置と化している書斎から出たら、子どもたちが笑顔で”まま〜”と飛びついてきて、”ああ、そっか”とその瞬間に気がついた。”私の’いま’は目の前にあるのに、過去に家のなかを占領されているから、モノが溢れるのだ”ということに。過去のモノをしまいこむために住居費を払っていることを自覚して、頭を殴られた感じがした。

片付け本に書いてある”○年使わなかったものは処分”とか、こんまり流の”ときめくものだけを残す”とか、要はそういうことだったのだ!!と、気がついてみれば当然のことを理解したので、これでもういちいち迷わずにガシガシ片付けを進められる。過去のすべての経験や思い出はもちろん大切だけど、全てがあっていまの自分があるのだから、モノは捨てても大丈夫。手放すモノには感謝してポジティブに手放すことができる。”片付け”は自分にとって”しなくてはならないこと”でなく、”楽しいこと”に姿を変えた記念すべき一日となった。

おまけ。ムスメの夏休みの居場所対策もあり、とある塾の事前面談&無料体験へ。昨夜は”行かなくてはならないの?”と不満顔だったけど、終了したら”楽しかった〜”という感想で、プロの力を実感。ムスメの反応で決めようと話していたので、そのまま入会手続きを済ませてきた。来週からの通塾が開始予定。本人が行くのを楽しみにしている様子が何より嬉しい。

おまけ:その2。ムスメと私が塾に行っている間に、サニスケと夫はスイミング→あるイベント?での重機体験をしてきたらしい。子ども用ヘルメットを被ってニコニコとブルドーザーに乗っているサニスケの写真が送られてきた。