2005-08-01から1ヶ月間の記事一覧

無為の時間

退院したとはいえ、まだ自宅安静を指示されているので、日中はほとんどリビングのソファでごろごろしている。家事は一応許可されているけど、長時間連続では動けないし、無理はできない。幸い相方氏が長期休暇中であり、主夫業を受け持ってくれるので、何と…

多床室の良さと弊害

入院していた病室は6人部屋で、介護保険制度的に言えば多床室である。産科の病室で妊婦ばかりだったこともあり、情報交換も出来たし、少なくとも日中は多床室の良さもあった。特にベッド上安静で寝たきりの間は見える光景はいつも同じだし、家族が面会に来て…

久々の安眠

昨夜は48日ぶりに安眠した。目覚めたときに、一瞬自分がどこにいるのか認識できず、退院したことを思い出し、ほっと安堵する。病室でも熟睡することは時折あったけれど、心から安心して眠ることはなかったのだなあと初めて意識した。

そして"中のヒト"のこと

実は、来年早々にも我が家に家族が増える見込みで、現在妊娠5ヶ月に入ったところ。20050626の深夜に自分の身体に異状を感じ、翌日通院したところそのまま緊急入院になったというのが、今回の入院の経緯。診断は、絨毛膜下血種及び切迫流産というおどろおどろ…

退院の日

ついに入院生活が終了し、退院の日を迎えることになった。同じ病気の患者さんで、退院の日に状態が変わり、退院が延期された方が同室にいたので、病院を出る瞬間までどきどきしていた。迎えに来てくれた相方氏と一緒に病棟で挨拶を済ませ、支払いをして、地…

病室にて:その26

今日は日航機墜落事故から20年目とのことで、各テレビ局が特別番組を放映していた。20年前の今日、事故が報道されていたときのことや報道された原因がころころと変わっていったことなどをよく覚えている。 夕方から、相方氏と一緒に特別番組をずっと見ていた…

病室にて:その25

おそらく今回の入院生活も後数日なので、入院中の日課を記録しておく。 06:00:起床、洗面、看護師巡回。朝食までは"めざましテレビ"をつけるのがいつしか習慣に。 08:00:朝食 08:30:夜勤看護師と日勤看護師の交代。担当日勤看護師さんが挨拶に来る。看護…

病室にて:その24

昨日の診察と検査結果が良好だったので、退院の見込みが高まった。ようやく安静の効果が現れてきたので、嬉しい。

病室にて:その23

消灯後にテレビを見ながら半睡状態でまどろんでいたら、職場の先輩同僚から携帯にメールが入り、一気に仕事モードに突入。 ちょうど同時刻頃に、私が病室で作成した同じ案件に関する資料を相方氏に依頼して上司に送信してもらうことになっていたため、時間軸…

病室にて:その22

今日も相方氏が炊き込みご飯でおにぎりさんを作って差し入れてくれたので、美味しくて幸せな夕食だった。感謝。

病室にて:その21

昨日は相方氏が早めに来てくれたので、車椅子にて病院地下のレストランに向かい、相方氏の昼食兼私のおやつを食べることとなった。地下レストランに行くのは、入院以来初めてのことで、少しだけ社会復帰した気分である。相方氏はとんかつ定食を注文、私はず…

病室にて:その20

昨夜受けた診察にて、内服薬に切り替えて以降の経過が良好なことが確認されたので、今日から再び二足歩行に復帰できることとなった。まだトイレ洗面だけの許可であり、売店などに行くには車いすで要介助だけど、トイレに行く度にナースコールするのではなく…

病室にて:その19

入院している病院の食事は決して不味くはなく普通だけど、大量調理の常として、味付けが一定過ぎるため、飽きてくる。病室でも"退院したら何を食べたいか"が度々話題になる。 もちろん家族は、私が病院食に飽きていることを良く知っているため、色々な食料を…

病室にて:その18

一昨日点滴が終了した反動なのか、昨晩から調子が悪くて、終日横になっていた。私はひとつのことから先の展開を想像する傾向があり、しかも大体悪い展開を考えてしまう癖がある。これはリスク管理という点からも自分の仕事上には非常に役立つ、というより必…

病室にて:その17

昨夜ようやく点滴が終了し、今朝からは内服薬に変わることになった。6週間目にして、ようやく一歩前進。良かった。 しかし丸5週間以上ほぼ24時間ずーっと点滴針が入り続けていたので、両腕の血管がボロボロになってしまった。看護師さんにも"まだ若いのにね…

病室にて:その16

ついに8月になってしまった。同時に入院6週目に突入。ウィルソン病のときの100日間入院の自己記録は更新しないだろうけど、12歳の時の骨折30日間入院を抜かし、人生2番目に長い入院生活となっている。しかし考えてみると、ほぼ10年置きに長期入院してるなあ…